鉄道模型ジオラマのモジュール

モジュールジオラマは日本では、Nゲージの世界で盛んになってきています。基本的にはクラブ組織の運動会で楽しむ、情景つき集合レイアウトのことで、各自が分担したセクションレイアウトを組み合わせたものになります。全体構成は、複線か複々線のエンドレスが一般的になっています。各セクションのサイズを統一して、エンドレスが接続できるよう両端接続部の位置をそろえる必要があります。

そのルールを守らないと、エンドレス構成はできません。しかし情景内のシーナリー的路線の設置は、自由になっています。鉄道模型の基本路線部分を組み入れた四季の風景、都市の一部、工場地帯、農村や漁村の路線風景をメンバー各自が構築していきます。だれがどのような情景を担当するかも、決めてしまいます。

河川や鉄橋を渡らせる場合は、線路を持ち上げるのではなく床部分全体を掘り下げて表現します。そのために床の高さも見込んだ、ルール設定が好都合になります。全体の鉄道模型の基本路線には、勾配は作りません。運転操作を行う部分に引き込み線を数本設けてメンバーの持ち寄った車両を、待機させます。その部分だけはポイントシステムの機能を持たせますが、後のセクションは基本的にポイントは設けても、ダミー状態にしておきます。

モジュール